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ランナバウト(RUNABOUT)とは、走ることを楽しむのが前提の小型ボートの総称。 ■ランナバウト 小型(20フィート前後を中心に14F~最大30F程度)の4~5人乗りのモーターボート、沿海限定が多い。 湖や湾内など、静水の使用に適しており、波が高い状況の中では高速を維持する事は難しい。 小型で喫水が低い〔大型で喫水が高いタイプのオープンデッキのモーターボートやクルーザーはエクスプレスと呼称される〕ので、水面が近く、海上を抵抗が少なく、跳ねるように滑走するのに向いている。 キャビンはオープンデッキタイプで、ダイレクトに風圧を感じることが出来る。 艇体が軽量で、推進機は艇体に比較して高馬力の船外機やインボード、インアウトのエンジンを搭載することが多い。 中にはPWCのように、ウオータージェットを搭載するタイプもある。 オートバイのように、ハンドルを切ると船体の傾きをダイレクトに感じることができる。 スピード感と走りそのものを楽しむベーシックスタイルのパワーボートである。 代表例はイタリアのRIVAの戦前の名艇などがある。 メーカー・市場は米国が圧倒的、他には豪州、欧州が多いが、国産の安価な入門艇〔国産は小型でもフィッシングタイプが多い為〕にも幾つか存在する。 具体的には *米シーレイ・・バウライダーやサンデッキ(ウイークエンダーやサンダンサーはエクスプレスタイプ) *米ベイライナー・・カプリバウライダー、 *米リーガル *米スタークラフト *米マクサム・・・SR、スポーツデッキ *米チェックメイト・・・コンビンサー *米グラストロン *米シャパラル *豪ヘインズ・・・シグニチャー *加ボンバルディエ・・・チャレンジャー *日ヤマハ・・SRV/エキサイター/AG スピード性能がウリで、フィッシングボートの平均的なスピードが24~28ノット程度であるのに対し、 ランナバウトには30~40ノット、あるいはそれ以上の高速パフォーマンスを持っているものも少なくない。 ウエイクボードの専用トーイングボートを見かけるが、これもランナバウトの派生タイプである。 モーターボートの分類として *ランナバウト *ファミリークルーザー(20-30F程度、クローズドデッキ、FBがある場合あり)、 *フィッシングクルーザー(20-30F程度、ウオークアラウンドタイプ、デッキ周辺を歩いて作業ができるように船底まで繰り抜いてある) *タグボートタイプ(外観をタグボートに似せた排水量型、25~30F程度に多い、最大速度10~20ノット程度) *パイロットハウス(操縦用のパイロットハウスと呼ばれるキャビンがあり、通常2F建てになっている) *エクスプレス(24F~40F程度、大型で喫水が高いタイプのオープンデッキのクルーザー) *モーターセイラー(25F~40F程度、ヨットとパワーボートの混合) *セダン(28F~50F程度、フライブリッジ(FB)を搭載した通常の中型、大型クルーザー)、 *スポーツフィッシャー(30F~50F程度、クルーザー派生の大型フィッシングクルーザー) *パワーボート(30F~50F程度、30-40ノット程度と高速で走るモーターボート) *トローラー(30F~50F程度の排水量型、大型のキャビンを備え、洋上に別荘を浮かべているイメージ、最大速度10~20ノット程度) *モーターヨット(50~80F程度の大型クルーザー) == 関連項目 == * モーターボート 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ランナバウト (ボート)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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